第七番【七七日】四阿屋山法養寺

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第七番【七七日】四阿屋山 法養寺

大同二年、弘法大師の作と伝えられる薬師尊は、日本三体薬師(相州日向の薬師・三州鳳来寺の薬師)として古来より庶民の信仰が厚く、毎年一月八日の縁日は秩父三大祭の一つとして有名である。
薬師尊は正しくは、薬師瑠璃光如来と言い七七日の本尊であり、その右手で人々に安らぎと勇気を、その左手に持っ薬壷で痛気の苦しみを除く誓願を示し、十二の大願を発しておられる。 同尊は鉢形北条氏の関係によって崇拝され、また「め」の守護尊として庶民の信仰厚く、堂内四面の壁に多数の大願成就の絵馬が奉納され、昔からの庶民の信仰の面影を如 実にもの語っている。薬師尊を祀る薬師堂は、真言宗智山派四阿屋山法養寺の御堂であり、埼玉県有形文化財である。同堂は永禄年間武田信玄が秩父乱入の際焼失され、其の後天正十三年鉢形城主北条氏邦が祈願所として再建したと言われ、堂内には北条氏邦をはじめ、部下の武将が天正年間に奉納した十二神将が安置されている。現在は屋根も鋼板でりっ ぱに葺替えられ、そのきらびやかな様は、古きよき時代を偲ばせている。


宗派:真言宗
仏名:薬師如来